災害とキャンプ・アウトドアグッズ。
ここんところ地震とか豪雨とかで災害続きですね。
特に豪雨の影響は意外と私の住んでいる東海圏にも影響があって
三重なんかはまだ(1週間程度)海は濁ったままだそうです。
西日本の方はあまり知り合いがいなかったですが、
ネットで何人かに聞かれたことがありました。
それは“災害用にテントとかって何買ったらいい?”です。
もともと自分のアウトドア趣味は2011年の東北大震災からでした。
何が必要なんだろうと考えて最初に買ったものは
アウトドアテーブル&椅子とクーラーバッグでした。
今思えばなんでやねんと思いますが、
当時はそれほどアウトドアやキャンプが流行ではなく、
何をどう揃えていいか分からなかったんですね。
ただ、震災以降から世間のキャンプ熱も
同様に高まっていったという印象もあります。
結局自分の災害対策的な熱は(良くないですが)冷めていき、
代わりに釣りとキャンプ熱が高まっていったんですが、
結婚してから嫁がウチはキャンプグッズがそのまま災害対策になるからいいよね、
と言われて、あっ確かにそうだなと思ったんです。
(嫁の会社はそういったリスクマネジメントにうるさいので、自宅に何があるかなどを会社で言わされるらしい)
そこで、災害対策としてキャンプ・アウトドアグッズを揃えていくには
何がいいか考えてみました。2018年のギアはいろいろと進化していますし
安くていいものもかなり揃えています。
以下のものは基本すべて自分が試した上でのオススメですが、
人によって使い心地の感想は異なると思いますのでご注意下さい。
さて、まずはテントです。
これはケシュアのポップアップテントです。
ポップアップテントというのは一気に広がってすぐにその形になる画期的なやつです。
ケシュアというブランドが開発しましたが結構パクられています。※後述
ただ本家ですので一応これをオススメ。
理由は単純。
・自立する(ワンポールテントのようにペグダウンの必要がない)のですぐ入れる
・慣れてなくても開くことは簡単(仕舞うのはちょっとコツがいります)
・収納サイズが少し大きめになるがバックパックに入れるわけではないので
このデメリットは影響しない
Amazonで買うとやけに高くなっていますが、
このサイトだと半額くらいです。なぜ。
・人数は-1人で買ったほうが良いです。狭いですから。
・基本高いものがいいものです。布が違うんですよね。
・必ずホームセンターで売っているサンシェードテントではなく、
フルクローズ出来るテントにして下さい。サンシェードでは寝れません。
・また、メッシュ構造で四面空くか確認しましょう、冬はともかく夏はきついです。
安いものは3000円~4000円台があります。
中国メーカーですがこのKingCampのは信頼性が高いです。
次にマットです。
例え夏でも地面に直で寝た場合、地面に体温を奪われて寒いです。
夏以外だと寒くて寝られない上に体力がめちゃ減ります。
なのでマットを敷きますが、一般的に想像されるのは
銀マット(アルミ蒸着の裏が青いやつ)ですが、これでも無いより全然いいです。
ただし、少し値段を足せば今はいいものがあります。
・インフレータブルマット
自動膨張エアー+クッションのスグレモノです。
エアーマットより場所は取りますが寝心地はこちらの方が(基本的に)上。
インフレータブルも安いものは3000円くらいからあります。
・エアーマット
非常にコンパクトになります。
クライミットというブランドがオススメです
基本エアマットの方が寝心地は悪いし蒸れるし空気入れるのが大変なんですが
クライミットのエアマットは蒸れる以外全て解消しています。
寝た後の疲労感も断然こっちが楽です。
エアマットは更に安いものもあって、2000円台からあります。
買う時は一人一つで買うことをオススメします。
2人用のものはどうしても取り回しが悪く、
災害対策としてもキャンプとしてもオススメできません。
-----------------------↑とりあえずこの2つまであれば寝れます---------------
・寝袋
寝袋は基本化繊のものと羽毛のものがあります。
羽毛の方が高くコンパクトになります。
化繊の方が寒くて大きいです。一般的な寝袋はこっち。
日本の平地において夜が暑くて眠れない、ということは
基本的には真夏(7前半-9月前半)しか無いと思います。
この時は基本寝袋じゃなくてタオルでもかけておけば寝れますので
考えるのは夏用シュラフではなく、春秋冬の3シーズンが実用的です。
真冬の場合は0℃前後になることもあります。
地表の温度に近くなるのでもう少し低くなることを思うと
-3℃あたりから10℃くらいまでを想定すべきです。
暑ければ脱げばいいので。
ただし商品説明に書いてある温度では絶対寝られませんので
実際に寝れる温度は限界の+5℃くらいを想定しましょう
こういう羽毛でも安いやつは出てるのでこれとか。
ただ中国製で結構毛が出ます。
お金があればモンベルのダウンハガー#2とか
ナンガのシュラフがオススメですが、まあ高い。
基本安い寝袋は化繊でデカイ上に適合温度が高く、現実的には
平地の初夏から真夏しか使えないと思います。
よくある災害用、エマージェンシー用の薄い寝袋では
室内で寝ることすらかなりキツイと思います。
個人的には服で調整をかけることで
冬用シュラフを一つ持ってなんとか出来るかなと
”寝れる”という感覚はかなり個人によるので
普段どう寝てるかとかどう育ってきたかとか
いろいろと関係してきちゃうのであまり参考にならないかも
・結構重要なテーブル
外に出てみるとかなりの確率で平地がありません。
なにをするにしても水平な台が必要なことが多いです。
非常にコンパクトになるこのCAPTAIN STAGの折りたたみテーブル
安価でコンパクト、Amazonでもベストセラーなのは納得です。
また、ロールテーブルというのもオススメです。
予算に余裕があればヘリノックスのテーブルがオススメですが・・・高いので
そのパチモノといきましょう。
これもかなりコンパクトになってかつ軽いです。
・ただし布のトップな為少し沈みます。完全なフラットではないです
・軽いので風が吹くと飛ぶことがあります
・必須なガスバーナー/ガスストーブ
一般的にはいわゆるコンロ。お湯を沸かす・料理と幅広く活躍します。
特に冬は暖かいものが食べられるだけで大分違います。災害対策としては必須。
予算に余裕があればこれ。SOTOのレギュレーターストーブ。
CB缶で出来るのでコンビニや家のカセットコンロとも兼用でき、
かつ低音でも火が弱まらないというイイやつです。
安いものならこういうODとCBを兼用出来るもの、
もしくはアダプターが別売りになっているので購入すればOKです。
火元については炭火や焚き火など愚の骨頂です。
よほど火付けに自信があれば別ですが、
調理の火元としてはガスが最も取り扱いしやすいです。
・クッカー
ガスだけあってもしょうがないので、これはワンセットです。
鍋だけでなく、皿代わりにもなるのでセットで揃えた方が得です。
予算に余裕があればスノーピークかユニフレームで。
どちらも国産のメーカーで非常に丈夫で下手すると一生使えます。
ただし高い。お金があれば全部この2つのメーカーで揃えればいいんですけどね。
そうもいかないので、
こういうやつにしましょう。1000円台からあります。
基本この鍋2つのセットなら大体の料理は可能です。
・ウォータージャグ
何はともあれ水です。超大事。
折りたたみ出来るようなフニャフニャのものよりも
ホームセンターで売っているポリタンクの方が絶対イイです。
汲みやすく注ぎやすく漏れにくいです。
このタイプですが、ホームセンターなら500円くらいで売ってるので
そっちにして下さい。
それとできれば、
これ。ウォーターキャリーと言うんですが非常にコンパクトになる上
持ち運びが容易になります。ウォータージャグだけだとかなり重いので
これは軽くて900mlと1.5Lのどっちかなのでとても良いです。
・食料
これは好みがあるので好きなものにしてください
これとか水だけで出来るのでお湯が沸かせなくてもOK
5年ほど持つので買っといても損はないですね。
後は缶詰でも袋麺でも。
------------ここまでで宿泊・ごはんまでいけます-------------------
・オプション
女性がいればトイレや着替えなどをする
こんなものがあります。
普通のテントと違い背が高く(着替えやすい)
下が空いていて(トイレ用)
プライバシーが保たれます。しかもポップアップ。
ついでに穴も必要になるので
折りたたみシャベルもあるといいですね。
安いし小さいので。
・ランタン・ヘッドライト
明かりが全く無い状況になるかどうかですが・・・
行動するならヘッドライト。
懐中電灯と違い両手が空きます。これ重要。
明るさは250-500ルーメンあたりあると実用的です。
メーカーはジェントス一強です。
自分が持ってるのはこれです。
電池パックが後ろについててUSB充電するタイプ。便利。
行動しないならランタンです。
これもジェントス。
以上で
・寝る
・休む
・食事
・トイレ
で凌ぐことは出来ると思います。
基本的に全部その場でやっても出来るようなギアを選びましたが
シュミレーションというか練習をしておいた方がいいです。
特にガスストーブとか。
出来ればこういった災害対策を考えて不安な気持ちで過ごすよりも、
ギアを揃えていく楽しみを感じたりキャンプで試してみて楽しむ、
というやり方の方が前向きで面白いです。
災害になったら山で2晩くらい過ごせるわ!と思える気の楽さがあれば
普段の生活も少しいいものになりますよ。(多分)
私のように災害対策から入ったけど趣味になってギアを揃えて
その結果対策になっている、みたいになるといいなあ。
特に豪雨の影響は意外と私の住んでいる東海圏にも影響があって
三重なんかはまだ(1週間程度)海は濁ったままだそうです。
西日本の方はあまり知り合いがいなかったですが、
ネットで何人かに聞かれたことがありました。
それは“災害用にテントとかって何買ったらいい?”です。
もともと自分のアウトドア趣味は2011年の東北大震災からでした。
何が必要なんだろうと考えて最初に買ったものは
アウトドアテーブル&椅子とクーラーバッグでした。
今思えばなんでやねんと思いますが、
当時はそれほどアウトドアやキャンプが流行ではなく、
何をどう揃えていいか分からなかったんですね。
ただ、震災以降から世間のキャンプ熱も
同様に高まっていったという印象もあります。
結局自分の災害対策的な熱は(良くないですが)冷めていき、
代わりに釣りとキャンプ熱が高まっていったんですが、
結婚してから嫁がウチはキャンプグッズがそのまま災害対策になるからいいよね、
と言われて、あっ確かにそうだなと思ったんです。
(嫁の会社はそういったリスクマネジメントにうるさいので、自宅に何があるかなどを会社で言わされるらしい)
そこで、災害対策としてキャンプ・アウトドアグッズを揃えていくには
何がいいか考えてみました。2018年のギアはいろいろと進化していますし
安くていいものもかなり揃えています。
以下のものは基本すべて自分が試した上でのオススメですが、
人によって使い心地の感想は異なると思いますのでご注意下さい。
さて、まずはテントです。
これはケシュアのポップアップテントです。
ポップアップテントというのは一気に広がってすぐにその形になる画期的なやつです。
ケシュアというブランドが開発しましたが結構パクられています。※後述
ただ本家ですので一応これをオススメ。
理由は単純。
・自立する(ワンポールテントのようにペグダウンの必要がない)のですぐ入れる
・慣れてなくても開くことは簡単(仕舞うのはちょっとコツがいります)
・収納サイズが少し大きめになるがバックパックに入れるわけではないので
このデメリットは影響しない
Amazonで買うとやけに高くなっていますが、
このサイトだと半額くらいです。なぜ。
・人数は-1人で買ったほうが良いです。狭いですから。
・基本高いものがいいものです。布が違うんですよね。
・必ずホームセンターで売っているサンシェードテントではなく、
フルクローズ出来るテントにして下さい。サンシェードでは寝れません。
・また、メッシュ構造で四面空くか確認しましょう、冬はともかく夏はきついです。
安いものは3000円~4000円台があります。
中国メーカーですがこのKingCampのは信頼性が高いです。
次にマットです。
例え夏でも地面に直で寝た場合、地面に体温を奪われて寒いです。
夏以外だと寒くて寝られない上に体力がめちゃ減ります。
なのでマットを敷きますが、一般的に想像されるのは
銀マット(アルミ蒸着の裏が青いやつ)ですが、これでも無いより全然いいです。
ただし、少し値段を足せば今はいいものがあります。
・インフレータブルマット
自動膨張エアー+クッションのスグレモノです。
エアーマットより場所は取りますが寝心地はこちらの方が(基本的に)上。
インフレータブルも安いものは3000円くらいからあります。
・エアーマット
非常にコンパクトになります。
クライミットというブランドがオススメです
基本エアマットの方が寝心地は悪いし蒸れるし空気入れるのが大変なんですが
クライミットのエアマットは蒸れる以外全て解消しています。
寝た後の疲労感も断然こっちが楽です。
エアマットは更に安いものもあって、2000円台からあります。
買う時は一人一つで買うことをオススメします。
2人用のものはどうしても取り回しが悪く、
災害対策としてもキャンプとしてもオススメできません。
-----------------------↑とりあえずこの2つまであれば寝れます---------------
・寝袋
寝袋は基本化繊のものと羽毛のものがあります。
羽毛の方が高くコンパクトになります。
化繊の方が寒くて大きいです。一般的な寝袋はこっち。
日本の平地において夜が暑くて眠れない、ということは
基本的には真夏(7前半-9月前半)しか無いと思います。
この時は基本寝袋じゃなくてタオルでもかけておけば寝れますので
考えるのは夏用シュラフではなく、春秋冬の3シーズンが実用的です。
真冬の場合は0℃前後になることもあります。
地表の温度に近くなるのでもう少し低くなることを思うと
-3℃あたりから10℃くらいまでを想定すべきです。
暑ければ脱げばいいので。
ただし商品説明に書いてある温度では絶対寝られませんので
実際に寝れる温度は限界の+5℃くらいを想定しましょう
こういう羽毛でも安いやつは出てるのでこれとか。
ただ中国製で結構毛が出ます。
お金があればモンベルのダウンハガー#2とか
ナンガのシュラフがオススメですが、まあ高い。
基本安い寝袋は化繊でデカイ上に適合温度が高く、現実的には
平地の初夏から真夏しか使えないと思います。
よくある災害用、エマージェンシー用の薄い寝袋では
室内で寝ることすらかなりキツイと思います。
個人的には服で調整をかけることで
冬用シュラフを一つ持ってなんとか出来るかなと
”寝れる”という感覚はかなり個人によるので
普段どう寝てるかとかどう育ってきたかとか
いろいろと関係してきちゃうのであまり参考にならないかも
・結構重要なテーブル
外に出てみるとかなりの確率で平地がありません。
なにをするにしても水平な台が必要なことが多いです。
非常にコンパクトになるこのCAPTAIN STAGの折りたたみテーブル
安価でコンパクト、Amazonでもベストセラーなのは納得です。
また、ロールテーブルというのもオススメです。
予算に余裕があればヘリノックスのテーブルがオススメですが・・・高いので
そのパチモノといきましょう。
これもかなりコンパクトになってかつ軽いです。
・ただし布のトップな為少し沈みます。完全なフラットではないです
・軽いので風が吹くと飛ぶことがあります
・必須なガスバーナー/ガスストーブ
一般的にはいわゆるコンロ。お湯を沸かす・料理と幅広く活躍します。
特に冬は暖かいものが食べられるだけで大分違います。災害対策としては必須。
予算に余裕があればこれ。SOTOのレギュレーターストーブ。
CB缶で出来るのでコンビニや家のカセットコンロとも兼用でき、
かつ低音でも火が弱まらないというイイやつです。
安いものならこういうODとCBを兼用出来るもの、
もしくはアダプターが別売りになっているので購入すればOKです。
火元については炭火や焚き火など愚の骨頂です。
よほど火付けに自信があれば別ですが、
調理の火元としてはガスが最も取り扱いしやすいです。
・クッカー
ガスだけあってもしょうがないので、これはワンセットです。
鍋だけでなく、皿代わりにもなるのでセットで揃えた方が得です。
予算に余裕があればスノーピークかユニフレームで。
どちらも国産のメーカーで非常に丈夫で下手すると一生使えます。
ただし高い。お金があれば全部この2つのメーカーで揃えればいいんですけどね。
そうもいかないので、
こういうやつにしましょう。1000円台からあります。
基本この鍋2つのセットなら大体の料理は可能です。
・ウォータージャグ
何はともあれ水です。超大事。
折りたたみ出来るようなフニャフニャのものよりも
ホームセンターで売っているポリタンクの方が絶対イイです。
汲みやすく注ぎやすく漏れにくいです。
このタイプですが、ホームセンターなら500円くらいで売ってるので
そっちにして下さい。
それとできれば、
これ。ウォーターキャリーと言うんですが非常にコンパクトになる上
持ち運びが容易になります。ウォータージャグだけだとかなり重いので
これは軽くて900mlと1.5Lのどっちかなのでとても良いです。
・食料
これは好みがあるので好きなものにしてください
これとか水だけで出来るのでお湯が沸かせなくてもOK
5年ほど持つので買っといても損はないですね。
後は缶詰でも袋麺でも。
------------ここまでで宿泊・ごはんまでいけます-------------------
・オプション
女性がいればトイレや着替えなどをする
こんなものがあります。
普通のテントと違い背が高く(着替えやすい)
下が空いていて(トイレ用)
プライバシーが保たれます。しかもポップアップ。
ついでに穴も必要になるので
折りたたみシャベルもあるといいですね。
安いし小さいので。
・ランタン・ヘッドライト
明かりが全く無い状況になるかどうかですが・・・
行動するならヘッドライト。
懐中電灯と違い両手が空きます。これ重要。
明るさは250-500ルーメンあたりあると実用的です。
メーカーはジェントス一強です。
自分が持ってるのはこれです。
電池パックが後ろについててUSB充電するタイプ。便利。
行動しないならランタンです。
これもジェントス。
以上で
・寝る
・休む
・食事
・トイレ
で凌ぐことは出来ると思います。
基本的に全部その場でやっても出来るようなギアを選びましたが
シュミレーションというか練習をしておいた方がいいです。
特にガスストーブとか。
出来ればこういった災害対策を考えて不安な気持ちで過ごすよりも、
ギアを揃えていく楽しみを感じたりキャンプで試してみて楽しむ、
というやり方の方が前向きで面白いです。
災害になったら山で2晩くらい過ごせるわ!と思える気の楽さがあれば
普段の生活も少しいいものになりますよ。(多分)
私のように災害対策から入ったけど趣味になってギアを揃えて
その結果対策になっている、みたいになるといいなあ。
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