蒲郡の釣り場

蒲郡は自分の生れ育ったところで釣りを始めたのもここからなんですが、
とにかく釣れないんですよ。エサをやろうがルアーをやろうが。昼やろうが夜やろうが。

まあこれは蒲郡に限らず、三河湾全域が他と比べて釣れないんですね。
これは色々遠征をしたり諸々調べた結果分かったことなんですが、
・黒潮が遠い
・伊良湖水道が細く内湾に潮が回らない
・遠浅の海でのっぺりしてて起伏が少ない上に砂地・泥地が多い

例えばよく行く尾鷲の海は浜から10メートルも行くと
15-20メートルくらい水深があるんですね。それと比べるのは酷ですが・・ 
↑蒲郡の西浦~形原、蒲郡の有名な釣り場ですが
かなり駆け上がりになっているここですら
1Km離れても緩やかに1,2Mしか深くならないんです。

深ければ釣れるというものでもないんですが、蒲郡のほとんどの釣り場は
5Mも水深はなく、浜から投げると届いても2M、
ほとんどは1Mとかになってくる、どシャローになります。

蒲郡の海図がこれです。全域を見てもやっぱり浅い。
ちなみある程度海岸線を離れるとミオ筋があります。
このミオ筋だけ15Mくらいの水深で三河湾は最深部がこれくらいです。

が、ここを陸から狙うのは不可能です。

そしてこの図には書いてありませんが、
海図には底質(海底の状態)が書いてあります。それを見ると
殆どがS(Sand=砂地)、M(Mud=泥)、MS(砂地混じりの泥)が殆どで、
岩礁や石場は陸から狙えるところには殆どありません。

そして、もう一つ面倒なのは風です。
三河湾はこれから11月末頃から真冬の間、かなりの確率で北西風が吹きます。
これによって渥美半島での釣りは厳しい環境になり、釣果も厳しくなります。
蒲郡でも特定の風裏になるポイントでしか難しくなります。寒いし。

ざっと釣れない理由だけ書き連ねてみましたが、
全く釣れないということではありません。

魚影は確かに薄いんですが、他よりもいる魚もいます。
例えばハゼです。これは多分他で釣るよりもかなりいろんな場所で釣れます。
後はうなぎも他よりもかなり確率が高いと思います。
潮が緩い場所や砂地泥地を好む魚がよくいるんですね。

砂地や泥地が多く遠浅の海にも恩恵はあり、その一つは貝で
アサリを筆頭に(梶島のアサリが抜群。これを買うべきです)
干潮時にはニシ貝をよく見ますしマテ貝やホンビノス、バカガイもいっぱいいます。
取っちゃダメだけど気軽に潮干狩りに行けてかつそこそこ取れるのもいいことです。

なので対象魚を絞って釣りをするということ、
そして釣法をローカライズしていったり試行錯誤することで
ひょっとしたら新たに見えてくるものがあるかもしれません。


ちなみに、三河湾で釣りをしていると蒲郡や吉良でもスナメリに出会います。
数回釣行したら一回は会えるくらいです。

これは聞いた話なんですが、スナメリが保護されて数が増えているせいで
魚が減り、その上サメがスナメリを追いかけて入ってきているという話を聞きました。
魚が減ってというのは本当かどうかは分かりませんが、
自分も記憶にある中で10回は見ていますし堤防から
数メートルほどまで寄ってきているのは目撃しているのは事実です。

スナメリに出会った日でいい思いをしたことは全くないので
ヤツが来たら魚が逃げると思っています(笑)

もう一つちなみに、釣れる期待度としては(各ベストシーズンとして)
S:ハゼ
A:シーバス・うなぎ・タケノコメバル・黒鯛・ヒイカ・ワタリガニ・ゼンメ・ギマ
B:カサゴ・アイナメ・アオリイカ・アナゴ・キス
C:メバル・マゴチ・クロソイ・サヨリ
D:アジ・サバ(たまーに回遊がある)
フグはよくいますがベラはあんまりいないですね。
これはあくまで蒲郡近辺での自分の実感で伊良湖の先っぽや
赤羽根側にいけば全く状況は違います。あくまで三河湾の奥側の話です。

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